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ゴジラの第一デザインを担当した阿部和助は、香山滋が著した冒険小説『タンガニーカの砦』の挿絵を担当した縁により東宝側へ推薦・採用されたといわれている。 今回、この阿部和助についてWEB上で調べてみたが、独立する前に「少年ケニヤ」の作者として知られる山川惣治のお弟子さんをされていたらしい。その検索中、山川惣治について詳細に紹介されているサイトに出会った。著作権にも触れることなので、詳述は避けるがコンテンツ中の1つに「少年ケニヤ」は「ゴジラ」に影響を与えたというパートがあり、たいへん興味深く拝見した。 資料に山川惣治の名を見かけることはないが、間接的にせよその『創造』に関連したとはいえそうである。 このたびせっせとつけたモールドをばっさり落とした。1歩進んで、5歩後退したような感じである。 どうも、体躯は想像以上に太いようだ。現在造っているものとは、胸〜下腹部にかけてのでっぷり感が違っている。 単純に不足分を盛足せばいいというものではなく、その軸がずれれば、頭部や手足の相対的な位置が違ってくるわけで、振り出しに戻る可能性もあるためやっかいだ。 前回のブログ書き込み直後に、雛形原型の未見画像を得た。これまでの資料のものとは異にするものでセカンドモデルの一系のようでもあり、サードモデルの製作過程ともとれる、いずれにしても『?』がつく原型画像だ。また、別の機会に検証してみたい。
by hisaon13
| 2008-01-20 22:18
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