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普段,若い連中と比較的接する機会が多い。 上がり調子のイントネーションにはだいぶ慣れたものの,使い慣れた言葉がまったく逆の意味になってて戸惑うことがある。「ヤバイ」もそんな言葉の一つである。 「あっこの店,マジ ヤベーっすよ!」…(ボッタクられんの??)…実はスゴイ洒落た店の意味 「あの曲ヤバイよね〜」…(放禁用語でも使ってんの?)…実は泣かせるいい曲らしい 「おめーら,紛らわしんだよ」と言いたいが,オヤジを悟られないように何気ないフリをしている自分が何か悲しい。 2月20日,WFに行ってきた。 入場者平均年齢を確実に押し上げている身ではあるが,なぜか行くブース,お会いする方々は同年代で気負いしたり戸惑うことはなかった。もちろん,そこには言葉の壁はない。 駆け足の滞在だったが,やっとお目にかかることが出来た方々,実はご近所の方,大御所の方との出会いがあり,たいへん楽しい時間を過ごすことが出来た。 お会いした皆様に,この場を借りて,あらためてお礼申し上げます。 なかでも収穫だったのが,私が大好きな,そして敬愛する原型師の方と一時を過ごせたことである。 その原型師とは浅井造型の浅井さんである。 氏とは,これまで1,2度,挨拶程度にお話しすることはあったが,今回お忙しい中,時間を割いておつきあいいただいた。 同学年,幼なじみに似ていることもあり,氏と話をしていると非常に心が和む。 昭和の郷愁を探りつづける氏の作品の数々は同世代の自分にとってはツボもツボである。はじめて手にした氏の作品:逆ゴジは,その再現度と格好良さで,このクラスの決定版であると断言する。あまり語られていないが,上から見たお椀型の頭が造型の肝で,浅井逆ゴジを決定づけていると思っている(昭和ゴジラの顔の多面性を見事に表現している。カッコ悪さに流れるのをきらって,普通の人が造ったらはあそこまでもってかない)。 アイテム選択,造型の妙ともに何かやってくれる期待感,サービス精神がとにかくいい。テレビゲーム世代の若い連中にはわからない,遊びも手作りだった昭和モノの心意気がいっぱいである。 私はそんな氏と作品が大好きである。 こんどメシ行きましょう!「偉大なる(マジ ヤバイ)原型師」浅井さん!
by hisaon13
| 2005-02-26 00:39
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