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作製にあたり粘土とは異なる素材を用いて芯(軸)となる部分を造り,プロポーション決定の目安にしたり,粘土使用量の節約を図ることが多い。材料としては,アルミ線,発砲スチロール,アルミホイール等が用いられているが,自分はアルミホイールをよく利用する。アルミ線はこれまで使用したことはなく(人体系のモデル向?),発砲スチロールは1度試したが,粘土肉付け後にオーブンで強制乾燥したら焼けてとんどもないことになったのでそれ以来使うことを止めた。今回は下で説明するような支柱を立てることを計画したので,粘土単体でいくことにした。 今回造る初ゴジのシルエットは前傾姿勢である。過去の経験から,作業上,胴体と足とを接合してシルエットを整えるが非常に難しいことを知っている。前傾姿勢になればなるほど,造型途中で胴体が倒れ始めたり,うまく立ったなと思ったら左右の足の長さや傾きが違っていたり等,一番苛つく部分である。図のとおり,膝と足首の曲げ角度が各々それなりにつくため,なおさら調子をとるのが難しいと予想された。 そこで今回は作業板に固定された棒を支柱にする方法(以前何かの雑誌でみたのだが,恐竜造型の際に使用されていた)を採ることにした(図)。この支柱を胴体の中に埋め込むことで(串刺しの格好),足がついていない状態でも胴体が宙に浮くようにした。 支柱となる丸棒(φ10mm)は作業板の裏側から釘付けしたが,結構遊びができて棒がグラついた。しかしながら,この遊びは前傾具合,足や尾の状態を調整をする上では結果的に都合が良かった。(2. 終)
by hisaon13
| 2005-01-16 22:58
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